最近、サステナブル(sustainable)という言葉を聞くことが多くなりましたね。中には、「聞いたことはあるけれど、実はよく知らない」という人もいるのではないでしょうか。
サステナブル(sustainable)とは、「持続可能な」という意味を持つ言葉です。
この言葉が注目されている理由は、サステナブルな(持続可能な)社会をつくるために、“世界にとって良い選択をしていこう”という考えが必要になってきているから。今、世界にあふれている様々な問題を放置すると、これからの世界は立ち行かなくなってしまいます。
“世界にとって良い選択”と聞くと、「なんだか難しそう」「自分にはできなさそう」と思うかもしれませんが、お気に入りのマイボトルを持つ、環境に配慮された商品を購入するなど「自分にできること・できそうなこと」から始めればOK。
最近は、環境や配慮した素敵なアイテムや、ユニークな取り組みも増えているので、きっと楽しく始められるはず。
わたしはサステナブルな暮らしをすることで、いろいろなロス(余分に出ていたゴミなど)を減らすことができたり、商品を選ぶ際には生産背景まで知ることで、より購入したものに愛着が湧いたりと、自分の生活が心地よくなったのを実感しています。
この記事では、サステナブルな暮らしを実践している筆者が、「サステナブルな暮らしってなに?」「自分にできることは?」という疑問に答えていきたいと思います。
世界中で注目されている「サステナブルな社会の実現」に向けた動き
サステナブル(sustainbale)という言葉が注目された理由をもう少し深く見てみると、SDGs(エス・ディー・ジーズ)が背景にあります。
SDGsとは、地球規模の問題を解決するために国連が掲げた国際目標です。
なんだか難しそう…と思うかもしれませんが、できるだけ分かりやすく説明していきますね!
SDGsについて簡単にまとめてみました。
- SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)
- 2015年、国連サミットで採択
- 2016年~2030年の15年間で達成を目指す国際目標
- 理念「誰ひとり取り残さない」
- 17の目標とそれを達成するための169のターゲット(具体的な目標)を設定
17の目標には、「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」など、人間に関するものや、「つくる責任 つかう責任」「海の豊かさを守ろう」など、環境に関するものなど、様々な世界の問題が含まれています。
17個すべての目標はこちら。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも 経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平等と公平をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
169のターゲットを見てみたい人は、こちらをどうぞ!
SDGsが取り組む問題は、大きく分けると以下の3つ。
- 環境問題:地球温暖化、水問題、生物多様性の喪失、エネルギー問題、異常気象など
- 社会問題:貧困、人種やジェンダーによる差別、不平等、ハラスメント、教育問題、感染症の流行など
- 経済問題:経済格差の拡大、経済危機の頻発、若年失業率の高さなど
いくつかの問題は、実際に感じたことがあるかもしれません。これらの問題を放置すれば、どうなるでしょうか。
地球温暖化が進めば、人間や動物の住める場所が減っていくかもしれません。差別や不平等がなくならなければ、戦争が起こってしまうかもしれません。
自分がこれから生きる未来。これから生まれる子どもたちや、動物・植物たちの未来。できることなら、美しくてやさしい世界であってほしいな、と思います。
そのために、自分にできることがある。だから、取り組みたいと思う人が多いのかもしれません。
では、具体的に自分の暮らしにどのように取り入れてけばいいのでしょうか?次からご紹介していきます。
サステナブルな暮らしのために、自分にできること
サステナブルな暮らしのために、まずは身近なことから取り組んでみるのがおすすめです。すでに取り組んでいる人も多いとは思いますが、買い物にはエコバッグを持参する、ペットボトルを買わずにマイボトルやマイタンブラーを持つなど。
他にも、こんなことができると思います。
- 節電・節水を心がける
- 環境や人にやさしい取り組みをしている企業から商品を購入する
- 使い切れる分の食料を購入する(無駄な食料のロスを出さない)
- プラスチック製品の購入をできるだけ減らす
- 使い捨ての物ではなく、長く使える物を選ぶ
今までなんとなく消費していたものや選んでいたものを、サステナブルにものに変えるだけでもOK。
例えばコーヒー豆を買う時、なんでもいいと思って選ぶより、どうせなら児童労働をしていないところから、とか、フェアトレード(開発途上国の原料や製品を適正な価格で購入した)のコーヒー豆を選んだ方がいいですよね◎
他にもSDGsに取り組む企業の中で、気になった商品やサービスを使ってみるのもいいかもしれません。他にもいろいろな方法があると思うので、自分にできそうなことがないか考えてみてくださいね。
サステナブルな暮らしへの第一歩を
サステナブルな暮らしは、未来を心地よく過ごすための第一歩。身近にある「自分にできること」から始めてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した内容が、サステナブルについて知る・考えるきっかけになったら嬉しいです。
これからサステナブルなアイテムやお店なども紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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