転職する勇気が出ない人へ。経験談から伝える一歩踏み出しやすくなる考え方
「転職する勇気が出ない」「転職したいけど不安」など、なかなか転職への一歩を踏み出せない人もいるのではないでしょうか。
わたしも以前は、新しい環境に飛び込むことがとても不安でした。でも、2度転職を経験する中で、ちょっと気持ちが楽になって、進みやすくなる考え方を見つけたんです。
それが、「働き方のグラデーション」という考え方。
今回は、新しい環境に飛び込むことや失敗が不安でなかなか決心できない人に向けて、転職への一歩を踏み出しやすくなる考え方をお伝えします。
今の環境から飛び出すことが怖かった看護師時代
はじめに、わたしが転職で悩んでいた頃の話を少し。
看護師として働いて2年目の頃、仕事を続けるほどに自分のことが好きではなくなり、「早く抜け出したい」と思う日々が続いていました。
ただ、特にこれといってやりたいこともなかったので、地元へ帰り、無難な安定した仕事にでも就こうかな、と考えていました。でも本当にそうしたいわけではなかったので、なかなか転職を決心できず…。
悩んでいた時に自分と向き合い、「書く仕事をしてみたい」と思うように。文章を書く仕事の中でも、組織に属さないフリーライターになりたいな、と。でも看護師とは無縁の仕事だし、書くことが好きなだけで文章を書く実力もありません。
看護師の安定した収入や、大きな組織に守られている安心感を手放すことも怖いなと感じていました。
そこで取り入れた考え方が「働き方のグラデーション」です。
「働き方のグラデーション」という考え方
「働き方のグラデーション」とは、働き方を一気に変えるのは不安だから、少しずつ変化をつけていこうという考え方。わたしはこの方法でやってみて、自分の心地いい働き方に向かって進みやすくなったと感じています。
わたしの場合、こんな感じで働き方を変えてきました。
不規則・夜勤ありの看護師(週4~6日)
↓
学校保健師(週5、6日)+ライター活動(空いている時間)
↓
産業保健師(週3日)+ライター活動(週2日)
最初の転職では、不規則な看護師の仕事から、規則正しくほぼ定時で上がれる仕事へ。ただし安定した収入が得られるよう、ライターの仕事を空いている時間で始めました。
2回目の転職では、もっとライターの仕事(やりたいこと)ができる&収入が不安定にならないよう、週3日の仕事へ変えました。
働き方を少しずつ変えたことで、大きな失敗もなく、不安をなるべく減らして進んでこれたと思っています。いい環境と出会えおかげでもありますが。
ちなみに最初から「最終的にこんな働き方をしたい」とイメージ出来ていたわけではなく、理想とする働き方は徐々に見えてきました。今も満足はしていないので、これからも心地いい働き方に向けて、少しずつ進んでいくつもりです!
こんなふうに、人と比べたら回り道に見えるかもしれないけれど、自分にとっては着実に進むための近道、ということもきっとあるはず。
よく「考える前に行動してみよう!」という人もいますが、わたしはどうしても不安になるし、考えてしまって…。「やりたいから」「好きなことだから」という理由で、すぐに行動できる人もいれば、そうじゃない人もいるんですよね。
一気に手放すこと・変えることが不安な時、働き方にグラデーションをつけるという考え方が、ずいぶんわたしの気持ちを楽にしてくれました。
転職への一歩を踏み出して、自分が心地いい働き方へ
「働き方のグラデーション」は、不安でなかなか行動できない時におすすめの考え方。
楽観的になれなければ、慎重に、ゆっくり進んでもいいですよね◎
もし今の安定を手放して転職するのが怖いと感じていたり、一歩を踏み出せなかったりしていたら、この考え方を取り入れてみてくださいね。この記事が、転職する勇気が出ない人の参考になっていたら嬉しいです。